Bitter Life

32歳結婚5年目、不妊治療の記録です。人工授精、体外受精、人工死産、胎盤遺残について書いています。

16w3d① 前期破水

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※暗い内容も含みますのでご注意ください。

 

退院翌日の水曜に、クリニックへ退院したことを連絡した。
さすがに一か月もあいてしまったことで、電話で「それではこれで卒院ということで」と言われることもちょっと想像していたけど、そんなことにはならず。

週末にかけて予約は混みあっているようで、産科外来予約が翌週月曜のことを伝える。

すると「来週火曜か水曜はいかがでしょうか」と言われたので、午前中があいていた水曜を予約。

 

退院してからの外出は近所のスーパー程度。
来週から無理しない程度に徐々に楽しんでいきたいと思っていた。
なにしろ自宅安静一か月と入院一か月。
美容室も行きたいし、美味しいものだって食べに行ったりして楽しみたかった。
入浴は指示通りシャワーのみ。
一気に寒くなってシャワーが厳しい季節になったなと。
体調は頭痛が気になる日があったのと、尾てい骨の痛みが徐々に気になっていた。

 

退院してから5日後、16週3日の日曜の早朝。
寝ていたら「バシャッ」という感覚で目が覚める。
出血したんだって思って起き上がってそのままトイレへ。
便座に座るとそこでもバシャッと便器に落ちる。
寝起きすぎ、とっさのことすぎてだいたいの量すらよくわからず、、、色は茶色の古い血液まじりで確かにやたら水っぽいなとは思った。
濁っていてよく見えなかったけど、念のため胎児が出たということはなさそうなことは確認。
とりあえず着替えてナプキンもあてて、夫を起こそうか迷った。

けど、起こすのも悪いし、起きてからでもいいか、と思ってしまった。
退院していなかったらすぐにナースコールを押したいところではあるけども、ここはもう自宅。

 

それと入院中にも似たようなことがあって、またそれかなという油断もあった。
そのときは夜中トイレに目が覚めて、座ったら出血していたことに気付き便器にも出血が落ちた。
(これで一度退院延期になった)
時計を見たら6時台くらい。
いったんそのまま寝るけどその後の寝つきは悪く、、、結局起きられたのがお昼も近い時間。
ナプキンを確認しても少し茶おりがついている程度で、出血量も増えておらず安心する。
夫に話すと月曜午後まで待てば確かに外来予約で診てもらえるけど、やっぱり病院に行こうと言われる。
わたしも出血量が多かったら予約や時間帯関係なく来てくださいとは言われていたし、目が覚めるくらいのバシャっという感覚も確かに気になった。

明日までそわそわして過ごすよりいいかと思い直した。
2回電話で嫌な思いをしているので、もう電話もかけず。
着替えて朝ごはんだけ軽く食べて、タクシーですぐ病院へ。

 

時間外の受付で状況を話して問診票も記入。
前回の時間外受診時よりはすいていた。
一度看護師との面談をはさみ、混んでいなかったためか、それとも緊急と判断されたのか、すぐに診察室へ通される。

 

初診の年配の女医さんか入院中の担当医2名のどちらかだったらいいなと思ったけど、初めて見た年下だろうなという若めと、同世代くらいの女医さん2名が来た。
改めて状況を説明し、すぐに内診へ。
ほぼお互い無言・・・。
破水していないかの確認と言われ、羊水検査もその場でされる。
少しの間を置いて「結果が出ましたが陽性です」と言われ、驚いて思わず「えっ!?」という大きい声が出ていたけど「まずは着替えてもらって相談しましょう」

 

そこから先は・・・。
「退院時には4~5㎝だったようですが、いまは血腫が7~8㎝まで大きくなっています。破水したので羊水が減ってしまってかなり厳しい状況です。

赤ちゃんが外の世界とつながったことになったので感染症の危険や子宮内で亡くなる可能性、流産の手術にもなるかもしれません。

16週なのでほぼ助からないと思ってください。

 

ガツン、て強く殴られたみたいだった。
同世代の女医さんがそう言い終わるやいなや、わたし泣き出してしまって・・・。

 

朝のは出血じゃなくて破水だったんだ。
この週数で破水なんて素人のわたしでも絶望的っていう想像はつく。
本当に万が一助かって産まれたとしても致命的な障害もある可能性も高い。
一生懸命クリニックに通って、大金払って、それで無事出産できたら他人より苦労はしたけどよかったねで終わったけど、もう悲しい通りこして馬鹿みたい。
妊娠なんてしなきゃよかった。
不妊治療なんてしなきゃよかった。
子ども欲しいなんて思ったのがそもそも間違いだったのかも。
16週から安定期、なんてそれはリスクのない普通の妊婦の話ってことも聞いてはいても、やっぱりここまできたし出産までいけるんじゃないかって考えてて。
不妊だって流産だって経験しないと気持ちなんてわからない。
「まさか自分が」
こんなに精神的に辛いことってあるのかなってくらいいろんな感情でいっぱい。
もうとにかく涙しか出なくてなにもしゃべれなくて。

 

もちろんこのまま入院になり、夫は入院の手続きへ。
いったん部屋の準備ができるまで時間外待合室で待機。
もう他の人の目なんて気にする余裕がなくわたしは泣いていたし、何分もしないうちに外はちょっと騒がしいので、準備ができるまでこちらで待ってもらって大丈夫ですと看護師さんが使っていない診察室に通してくれた。
配慮してもらえて助かったけど、配慮される存在なんだっていうのも惨めだった。
そのとき気付いたけど、外から小さい子どもが走り回っている声がした。